インテリアに「かわいい」と「おしゃれ」は要らない

 

雑貨が好きで、これまでにこれあったらおしゃれだなとか、かわいくて癒されるとか

ただ単にそういった気分で雑貨を買い集めていました。

前に住んでいた家では人の出入りもけっこうあったのでお客さん目線で部屋を整えてい

たところもあり部屋を片付けてスペースができるとついそこに何かおしゃれなものを

飾りたくなったりしてました。まあ、それはそれでとても楽しかったのですが。

 つい先日ひょんなことからPTAの役員さんのお宅へ伺う機会がありました。

リビングに通されたのですが部屋のインテリアがいわゆる「おうちカフェ」。

センス良く飾られてはいるのですが置いてある雑貨がどこか既視感のあるものばかりで

正直気恥ずかしさを感じてしまいました。

なぜなら数年前の頑張ってる自分を思い出したから。

おしゃれでしょっていう主張が強すぎるとファッションもインテリアもなんか

お腹いっぱいな感じになってしまいます。

一方でその人らしさが感じられるインテリアは居心地も良くそこに至るストーリーに

その人の意外な一面を発見したりしてお互いの距離を近くしてくれるものになります。

 最近そんな住まいを心がけて、とってつけたように雑貨を飾るということはなくなりま

した。現実的なスペースの問題もありますが、ものを整理し始めてから何もない空間が

ただ広がっているということに贅沢な気分を感じるようになったからです。

今部屋を飾るのは数鉢の植物。一時はマニアックなサボテンや多肉にはまってたことも

ありますが、今は管理のしやすいものだけにしています。

知らない間に新芽が出てきたりその成長を見ていると元気がもらえて部屋の中の

いいアクセントになってくれてます。