大人になったら、着たい服

私は雑誌が好きでかつてはいろんなジャンルのファッション雑誌を購読していましたが

最近は立ち読みで済ませております。月刊の雑誌を買わなくなった代わりに毎回心待ちに

している本があります。

それが『大人になったら着たい服』

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様々な年齢、職業、スタイルを持った方達のリアルなおしゃれが垣間見られる貴重な本。

私は春先や秋口に自分のおしゃれ計画をたてる前に必ずバックナンバーから読み返します。

小さな写真に添えられてる文章も見逃さず読んでいると毎回新たな発見があります。

本に登場されている方の流儀や掲載されているものをそのまま真似をするのではなくおしゃれの

エッセンスみたいなものを自分の中に取り入れるといった作業といったところでしょうか。

みなさん、結構自由で本当に自分が好きで着たいものを着てらっしゃる。

それが似合っているという方もいれば、似合う似合わないはこだわらず自分の方に引き寄せて

結果その人らしいおしゃれいなっていたり。年齢を重ねるとどうしても今の自分を受け入れられなかったり

周りの目を気にして好きな恰好ができなかったり段々とおしゃれに対して臆病になってしまいがちです。

そんな時この本が、まだまだそんなことないよとエールをくれているようで、読んでいて

勇気づけられるのです。本のタイトルに「大人になったら」とありますが、この本を読み始めた頃

大人になれるのって一体いつのことだろうと思っていましたが、きっと大人って自分と周りとの

バランスがとれ、色々なものから自由になった状態のことなんだろうなと思います。

そう考えると年齢を重ねていくことも悪くないなと思えます。はやくその域に辿り着きたいものです。

私のお買い物失敗パターン

 

これまで処分したり買い替えたり、人に譲ったりしてきた数々の品。

手元に残っていない時点で失敗した買い物の結果だとしっかりと受け止めています。

なぜそれらのものを使い切る、あるいは使いこなすことが出来なかったかを分析

してみるとそこにはひとつの共通点がありました。

それは、もったいなくて使えなかったということ。

購入までは慎重に選び、長く使えるか、質はどうか、飽きは来ないかなどいろいろ

と考えます。ですが選んだものが良すぎて今の自分の生活シーンに合わないという結果

を招いていました。

例えば紺のシンプルなジャケット。年齢的にプチプラで済ますのもどうかとちょっと

ハイクラスなブランドをいくつか見て回ってその中のひとつを選びました。

が、そのジャケットをほとんど着ないまま数年経ちました。良すぎて着るのに気後れす

るのです。

 

ワードローブの選び方のアドバイスに2、3万のジャケットを数着持つなら10万のジャ

ケット1着にしなさいみたいなのがあります。ある意味間違ってはいない考え方ですが

これは人によるな、と思います。私の場合は自分の年齢ならこれくらいのものは持って

いないとという変なこだわりが邪魔をして過剰な上質を求めていたのです。

そんなことを何度か経験してようやく気づいたのはそこそこ良ければいいということ。

たとえ10万でも1万でも気負わず使えるものが、自分にとっての良いものだと気付きま

した。

 

シンプルな暮らしを目指しものを厳選することはとてもいいことだと思いますが、そう

やって選んできたものに縛られては本末転倒です。あまり頑なにならず時には程々にと

どめておくことも大事だと思うようになりました。

子供の服も大人と同じに捉える

特に記事にすることはありませんが日々捨て作業は進んでいます。年度末ということも

あり今回は紙ものの不要物が多いです。身に付けるものに関しては捨てるのは下着くら

い。特に子供たちも成長の度合いが緩やかになってきたせいかサイズアウトするものが

減ってきています。2人とも身長が伸びるのが早く現時点で私と変わりません。なので

服を購入する時、ある程度先を見据えて買うということが可能になってきました。

 

娘たちの服は基本的にシーズンで2、3パターンコーディネートが出来る程度の枚数し

か持たないようにしています。これは私自身に関しても同じ考え方です。女の子は着る

ものの傾向は友達関係に左右される部分が大きいので親の考えをそのまま押し付けるこ

とは難しいところがありますが、今のところはこちらのペースでうまく行っています。

所有枚数を減らす代わりに、少し高くても今後数年着ることを考えて購入します。子供

の服だからセールで済ませばいいという発想はありません。同じようなアイテムで値段

が違う場合、値段で決めず着心地の良さと似合っているかどうか、そして手持ちのアイ

テムと合うかを重視します。

 

これまでの経験からなんとく可愛くて買ったものや、安いからと買ったものはあまり

手が伸びず、シーズンが終わった頃にそういえばこれあんまり着てなかったねというこ

とがよくありました。買っておいて忘れていることもあったり。

成長がある程度落ち着いて来たら長く使える質のいいものに変えていくことでかえって

経済的で、満足感も増すようです。着ていく服がない、何を着ようかで迷うといった無

駄な時間も無くなり外出の準備がとても楽になったようです。